文字をまだ読むのが苦手なお子様のために、絵本など読み聞かせをされているご家庭は多いと思います。
でも忙しい時に「これ読んで!」とせがまれると段々疲れてきますよね。
「子供の語彙力を増やしたいけど毎日読み聞かせするのは大変だし、オーディオブックを使っても、子供がじっと聞いてくれるのかな?気になる。」
そんな方のために、オーディオブックのおすすめアプリを読み聞かせの代わりに使ってみた体験談を紹介します。
子供の日本語の語彙数ってどのくらい?
語彙(ごい)とは、その人が持っている言葉の全体数のことです。
どれだけの言葉を知っているか、どれだけの言葉を使えるか、この力のことを「語彙力」といいます。
例えば「食べる」という単語には召し上がる・頂く・食すなど同じ意味でも、様々な言葉に言い換えることができますよね。
語彙力が増えると文章の読解力や表現力の幅も広げることができます。 子供が年齢と共に獲得する語彙数はどのくらいなのでしょうか?
年齢 | 語彙数の目安 | 子供の様子 |
1歳 | 10語 | 1語文が話せるようになる。 (例:まま・ぱぱ) |
2歳 | 300語 | 3語文が話せるようになる。 (例:きょうごはんおいしかった) |
3歳 | 1,000語 | |
4歳 | 1,500語 | 5〜6語文が話せるようになる。 (例:きょうはおとうさんとこうえんであそんでたのしかった) |
5歳 | 2,000語 | |
6歳 | 2,500語 |
参考:語彙のない子どもと言わせない!語彙力を高めるために子どものうちからできる教育方法
※子供さんの成長速度によってバラつきはあるので参考程度にして下さい。
大人になればなるほど、もっと「自分に語彙力があれば…」と思う人は多いのではないのでしょうか。
語彙力がある人は、ただ単に「知っている言葉の数が多い人」というわけではありません。
「文脈に合わせて適切な言葉を選択できる人」なのです。 小学生からいろいろな言葉を知っておけば、将来語彙力が豊富な大人になれること間違いありません。
語彙力を増やす手段は?【オーディオブックの読み聞かせも活用】
国語だけに限らず、算数・社会・理科など学力をあげるには語彙力が土台になります。
語彙力をあげる方法はいくつかあります。
例えば…
- 親と子供の会話でのコミュニケーション
- 図書館で本に触れて、一緒に選ぶ
- オーディオブックを活用
- 寝る前の読み聞かせ
学校での勉強も大事ですが、本と触れ合う習慣はとても大事です。
オーディオブックの読み聞かせを子供は聞いてくれるのか?その効果は?
そもそも私の子供は読書があまり好きではありませんでした。
だからといって外で遊びまわるような活発なタイプではなく、絵を書いたりおもちゃで遊んだり静かなタイプです。
来年から小学生にあがることもあり本を読む習慣を身につけて欲しいなあと思い、移動中にオーディオブックをかけていたことがきっかけです。
最初は特に反応もないので「まあBGMの代わり」と思っていました。
ある日オーディオブックではなく、ラジオをかけたら子供が「お母さんいつものは?」と聞いてきたのです。
後日その内容が載っている絵本を渡したら興味深々に覗いていました。 それから、本の読み聞かせをよくねだられるようになりました。
オーディオブックに慣れてもらうには
やっと本に興味を持ってもらえるようになったし、できれば毎日読んであげたい…と思うのですが忙しい時は大変でした。
そこでまたオーディオブックを使ってみました。
やはり長時間聴くのは難しいので、おすすめは1話が数分で完結するもので慣れてもらうのが一番です。
私は「心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366」を特に使っています。
これは1話が2分程度です。 また、多彩なジャンルを収録しているので、飽きやすいお子様にも向いています。
また、じっと聞いてくれないお子様におすすめなのは、
オーディオブックを展開する「オトバンク」と東京ガスが共同開発した絵本の読み聞かせアプリ「みいみ」は、約60作品の絵本が提供されております。
最大の特徴は、子供自身が作中のキャラクターのセリフを吹き替えて保存でき、成長の記録として活用することもできます。
また、親御さんの声を録音しておけば知らない人の声でなく「大好きなパパやママの声が聞こえる」というメリットがあります。
子供にもわかりやすい操作画面で、実際に子供が操作して自分の声が聞こえてくるので、
ただ音声が流れてくるオーディオブックよりなじみやすいかもしれませんね。
「みいみ」の利用料金は月額500円です。
利用開始から1ヵ月無料体験ができますのでお試しにいかかでしょうか。
口コミで「読み聞かせの負担が減った」や「子供に大ウケ」など好評です。
【体験談】5歳の子供と1年間オーディオブック使ってみて
一番大きいのは本を読む習慣が身についたことです。
それによって変わったのは、「伝える言葉」に変化がありました。
私の子供の場合は、筋道を立てて話せるようになりました。
今までは「服が欲しい」という欲求をいきなり伝えてきて、それから「どういう服が欲しいの?」という流れのやり取りでした。
ですが、ある日「〇〇ちゃんが可愛い洋服を着てたから可愛い洋服が欲しい」という言葉に変わりました。
いきなり欲求を伝えるより伝えるまでにいくつかの筋道を立てるのでは、欲求の伝わり方が違いますよね。
また、他にはオーディオブックならではの「想像力」が身についたかなとも思います。
悲しい物語なのに「マッチ売りの少女」に夢中になったことがあり、何回も聴くことになりました。
そんな時子供が「マッチって何?」と聞いてきたのです。
なんだと思う?と答えると子供なりに考えたのか画用紙に絵を描いて見せてきました。
実物とは異なりましたが、絵本だったらこういうやり取り無かったんだろなと思います。
後日、実際にマッチを買ってきて擦ってみせました。
子供としてもやはり親の読み聞かせが一番良いみたいですが、
いろんな種類の本がすぐに聴くことができるオーディオブックも魅力的みたいです。
長い時間は難しいですが、少ない時間ならじっと聴いてくれます。
※もちろん子供さんの性格によります。
オーディオブックの読み聞かせで小学生から英語に触れるのもおすすめ
これまで小学校5年生からだった英語教育が、2020年には小学校3年生からスタートしているのはご存知でしょうか?
今までは忙しい時の読み聞かせ代行として、オーディオブックを紹介しました。
童話の英語版も配信されているので、実は早くから英語に触れる機会にもなるのです。
読み聞かせのように一緒に本をめくりながらオーディオブックかけるのがおすすめです。 ですがそれには注意点があります。
- 分かっているか確認しない
- あくまで触れるだけなので無理強いはしない
- 子供に読ませようとしない
理解していないように見えても、嫌がらずに聞いてくれるようになれば、インプットしてそれが学習に繋がります。
もちろん子供が「どういう意味?」と聞いてきたら日本語で説明してあげてください。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
オーディオブックは移動中だけでなく、眠る前の寝かしつけにもおすすめできます。
絵本と違い、ただ言葉を聴いているようですが、そこにはストーリーがあり、絵がないので想像力を養い、抑揚や間の取り方など音読のお手本にもなります。
子ども達は驚くようなスピードで様々なことを吸収していきます。
小学校入学前に語彙力を増やしておくことは、その先の国語力に繋がります。
方法はひとつだけでは無いので、そのお子さんに合う方法で力を伸ばしてあげてくださいね。
コメント