

英語のオーディオブックのおすすめはどれ?

どのサービスで聞くのがいい?

より効率的に学ぶ使い方はある?
このような疑問を感じていないでしょうか。
オーディオブックとはその名のとおり耳で聴く本のことで、プロの声優による朗読で本を楽しむことができます。
洋書といった英語の本もあるため、英語の勉強に活用するのも非常に有効です。
しかしオーディオブックはCDやさまざまなサービスがありますし、英語の本も多種多様です。
どれを聴くべきか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、英語のオーディオブックのおすすめ作品を紹介していきます。より有効活用して英語を学ぶ方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
その他、オーディオブックで聴くおすすめの本も当サイトにて詳しく紹介しています。
英語で聴けるオーディオブックの選び方
英語で聴けるオーディオブックには、さまざまな本があります。その中から自分が求めるオーディオブックを見つけるのは、大変ではないでしょうか。
英語のオーディオブックは、以下3つの方法で選ぶのがおすすめです。
順番に見ていきましょう。
1. 自分が興味のある・好きなものを選ぶ
英語のオーディオブックは、自分が興味のある・好きな内容のものを選びましょう。自分が興味のある・好きな内容でないと聴き続けられないためです。
もし自分が興味のない内容の本を選んでしまうと、音声で聞くこと自体が苦痛に感じてしまいます。
そうなると英語学習が継続できないので、英語力が一向に身につきません。
しかし自分が興味のある内容のものであれば、内容を理解するために自然と英語の意味を理解しようとします。
そのため音声を関心を持って聴けるので、英語の学びが早くなるのです。
英語学習を円滑にするためにも、自分の好きな内容のオーディオブックを選び聴くようにしましょう。
2. 英語レベルに合ったものを選ぶ
オーディオブックは、自分の英語レベルにあったものを選びましょう。英語レベルが合わないものだと、オーディオブックを聴くことを習慣にできないためです。
英語力を高めるには継続してオーディオブックを聴いていくことが重要です。しかしレベルが高すぎるものを選ぶと継続できず、せっかく買った本が無駄になってしまいます。
あまりに複雑すぎるものだと脳に負担がかかるため、習慣化が難しいです。
オーディオブックは、無理せず聴きながら理解できるレベルの本を選ぶようにしましょう。
目でスラスラ読めるレベルの英語であれば、音声でも問題なく聴いていけます。このあと英語のレベル別におすすめの本を紹介していくので、参考にしてみてください。
3. 英語の発音が聞き取りやすいものを選ぶ
オーディオブックは、英語の発音が聞き取りやすいものを選びましょう。
自分が聞いたことのない言語を聞き続けても、理解できるようにはなりません。それと同じで、発音を聴き取れない英単語・英文を聞いても英語は身につかないのです。
オーディオブックは、全体の内容の8割くらいを聞き取れるものを選ぶのがおすすめです。聴き取れなかった部分は内容全体から俯瞰するか、紙の本を買って確認しましょう。
英語学習に最適なオーディオブックサービスとは?
オーディオブックはCD以外にも、さまざまなサービスがあります。
数あるオーディオブックサービスの中でも、英語学習に最適なのは以下の2つです。
順番に見ていきましょう。
1. Audible(オーディブル)
Audible(オーディブル)は、Amazonが提供しているオーディオブックサービスです。月額1,500円で利用でき、プロの声優による朗読で本を楽しめます。
アメリカの会社であるAmazonのサービスであるため洋書が非常に多く、全部で9万冊ものラインナップがあり種類が豊富です。
取り扱っている本は小説や自己啓発、経済に関するものなど内容も幅広いため、自分にあった作品を見つけやすいです。
2. audiobook.jp(オーディオブックドットジェーピー)
audiobook.jp(オーディオブックドットジェーピー)は、株式会社「オトバンク」が提供している、日本最大級のオーディオブックサービスです。
audiobook.jpは、以下2つのプランから選ぶことができます。
- 750円の聴き放題プラン(約1万冊)
- 月額550円~33000円から選べる月額会員プラン
取り扱っている本は全部で2万3,000冊あり、さまざまな本をプロの声優の朗読で楽しめます。
しかし日本語の作品はAudibleの約1万冊を上回っていますが、洋書はまだそれほど多くありません。
洋書も聴けるものの、英語学習のみを目的として使うならあまり向いていません。
【30日間無料】英語学習には「Audible」が特におすすめ
英語学習にオーディオブックを使うなら、Amazonの「Audible」を特におすすめします。洋書が約9万冊のラインナップで、聴ける冊数が圧倒的に多いためです。
取り扱っている冊数が多ければ、自分にあった作品が見つけやすくなります。また、多くの本を英語で聞けるため、英語学習に活かしやすいのです。
さらにAudibleは、30日間は無料で体験できます。もし使ってみて自分に合わなかった場合、無料期間内に解約すれば料金は一切かかりません。
オーディオブックを英語学習に使いたいなら、一度Audibleを試してみましょう。
まずはここから!英語初心者の学習におすすめのオーディオブック本4選
英語初心者は、まず子ども向けの本や簡単に理解できる内容のものから始めていきましょう。
英語初心者におすすめなのは、以下の4作品です。
特に最初の2つは子供におすすめのオーディオブックでも紹介しているので、お子様と一緒に聴いてみるのもいいですね。
順番に見ていきましょう。
1. The Little Prince 70th Anniversary Gift Set(星の王子さま)
フランスの作家サン・テグジュペリによる、砂漠に不時着した主人公と別の惑星から来た「ちび王子」を描いた物語です。
1943年の発売以来、200以上の国と地域で翻訳されています。
「大切なものは、目に見えない (Le plus important est invisible)」という言葉のように、命や愛とは何かといった複雑なテーマを描いています。
しかし子どもにも理解できる内容で書かれているため、使われている英語の難易度も高くありません。英語初心者が聴き始める作品としておすすめです。
>> The Little Prince 70th Anniversary Gift Set(星の王子さま)
2. Frog and Toad Audio Collection
小学校の教科書にも使われている「がまくんとかえるくん」シリーズのオーディオブックです。
シリーズ4作が全て収録されており、朗読は著者であるアーノルド・ローベル本人が行っています。
聞き取りやすい速度で朗読されているだけでなくBGMもついているので、英語初心者も楽しく聞いていける作品です。
>> Frog and Toad Audio Collection
3. 小公女
アメリカの小説家フランシス・ホジソン・バーネットによる、児童文学作品です。母を亡くし父とインドで暮らしていた少女・セーラの姿を描いています。
小公女は、日本の英語学習者に向けて作られたリスニング教材「IBCオーディオブックスシリーズ」のひとつでもあります。
日本語であらすじと英文のテキストが付属されており、英語初心者でも内容を理解しながら聞いていけるのが特徴です。多聴多読や音読の初歩トレーニングにも優れています。
>> 小公女
4. Charlie and the Chocolate Factory(チャーリーとチョコレート工場)
ロアルド・ダールの児童小説「チャーリーとチョコレート工場」のオーディオブックです。
実写映画にもなっているので、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
オーディオブックはイギリスの俳優ダグラス・ホッジが朗読しており、メリハリがあり聴き取りやすい音声となっています。
使われている文法がそれほど難しくなく物語も面白いので、英語初心者も楽しく聞いていけますよ。
>> Charlie and the Chocolate Factory(チャーリーとチョコレート工場)
定着を目指す!英語中級者におすすめのオーディオブック4選
英語力がある程度身に付いてきたら、小説といった少し難易度の高い本に挑戦していきましょう。
英語中級者におすすめのオーディオブックは、以下の4つです。
順番に見ていきましょう。
1. デイビッド・セインのデイリースピーキングシリーズ
6人のキャラクターによる会話を通して、日常生活で使われる英語を学んでいく教材です。
英語音声のリスニングはもちろん、英語を学ぶ上で欠かせないスピーチ力を高めることを目的としています。
プロの声優による迫力のある朗読も魅力で、正しい英語の発音を学んでいけます。
>> デイビッド・セインのデイリースピーキング 買い物・レストラン・接客編【1】
2. 起きてから寝るまで英語表現700 完全改訂版
累計180万部突破のベストセラーになっている、英語学習シリーズのオーディオブックです。
日々の生活での「体の動き」や「心のつぶやき」を表現するための英語が、全部で700種類収録されています。
収録された英語表現を全て口に出して発音することで、スピーチ力も高められます。ネイティブの自然な発音を身につけたい場合におすすめです。
3. Who Moved My Cheese?(チーズはどこへ消えた?)
アメリカの医学博士スペンサー・ジョンソンによる童話作品です。日本では、ビジネス書として認識している方が多いかもしれません。
迷路のなかに住む2匹のネズミと2人の小人の姿を描いた作品で、シンプルなストーリーでありながらさまざまな場面での生き方を解いた内容となっています。
短いながらも深い内容は、大手トップ企業が次々と社員教育に採用されているほどです。英語学習と合わせて、生き方についての学びも得てみてはどうでしょうか。
>> Who Moved My Cheese?(チーズはどこへ消えた?)
4. ごんぎつね 手袋を買いに
中学校の教科書にも載っている童話「ごんぎつね」と「手袋を買いに」の2作を収録したオーディオブックです。
日本の英語学習者に向けて作られた「IBCオーディオブックスシリーズ」のひとつで、優しい難易度の英文法を丁寧に読み上げてくれます。
日本の童話である2作を英語ならではの表現に訳しているのもポイント。
英語のリスニングのトレーニングだけでなく、表現を学ぶためにも活用してみましょう。
>> ごんぎつね 手袋を買いに
さらなるレベルアップへ!英語上級者向けのオーディオブック4選

英語力が上級者レベルに達した場合は、さらに難易度の高い本に挑戦してみましょう。
英語上級者におすすめのオーディオブックは、以下の4つです。
順番に見ていきましょう。
1. How to Win Friends and Influence People(人を動かす)
全世界1500万部以上が発行されている、デール・カーネギーによるベストセラー作品のオーディオブックです。
仕事や人付き合いにおける対人関係のあらゆる問題を、円滑に乗り切るためのコミュニケーションスキルが解説されています。
若干複雑な内容なので英語のレベルも高くなりますが、その分優れた英語力が身に付きます。
世界的なベストセラーを、英語学習と合わせて学んでみてください。
>> How to Win Friends and Influence People(人を動かす)
2. The 7 Habits of Highly Effective People: Powerful Lessons in Personal Change(完訳 7つの習慣 人格主義の回復)
全世界4,000万部、国内240万部を超えるビジネス書のベストセラー『7つの習慣』のオーディオブックです。
スティーブン・R・コヴィー博士によって執筆され、現在では人生哲学の定番として親しまれています。
1989年に発売された内容ではありますが、2021年現在でも当てはまる普遍性をもった作品です。深い学びが得られるので、英語でも楽しんで聞いていけるでしょう。
>> The 7 Habits of Highly Effective People: Powerful Lessons in Personal Change(完訳 7つの習慣 人格主義の回復)
3. シャーロック・ホームズ傑作短編集【改訂版】
イギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルによる推理小説のオーディオブックです。
本書では、短編作品の「ライゲートの謎」「悪魔の足」「金縁の鼻眼鏡」の3本が収録されています。
小説の登場人物によって演じ分けられているので、誰が話しているのかをしっかり把握して物語を楽しめます。
また、アメリカ英語がはっきりと発音されているため、英語教材としても優れた作品です。
物語を楽しみながら英語を学べるので、気楽に本格的な学習ができますよ。
4. ハリーポッター1 賢者の石
イギリスの作家J・Kローリングによるベストセラー「ハリー・ポッターシリーズ」のオーディオブックです。
日本でも実写映画が公開され、大ヒットとなりました。
朗読は俳優・歌手などさまざまな分野で活躍するジム・デールが行っており、高い表現力で物語を際立たせています。
全部で9時間を超える大作なので全て聞くのは大変ですが、その分高い英語力を身につけられるでしょう。
英語学習の効果アップ!オーディオブックの活用方法を解説
せっかくオーディオブックを英語学習に使うなら、効果的に活用したいのではないでしょうか。
オーディオブックでの学習効率を高めるには、以下の方法がおすすめです。
順番に見ていきましょう。
1. シャドウイングに活用する
オーディオブックをシャドウイングに活用してみましょう。シャドウイングとは、音声で英語を聞いてそれを声に出す勉強法です。
シャドウイングを行うことによってリスニングと合わせて、スピーキングの勉強にもあります。
また、プロの声優の朗読を聞くことで正しい発音も学べます。オーディオブックならではの活用方法なので、ぜひ行ってみてください。
2. 1回20分を目安に聞く
オーディオブックは、1回20分を目安に聞いていきましょう。長時間聞くのは集中力が必要で、学習効率が悪いためです。
英語を学び始めたばかりの時は、特に聞き取るのに集中力を使います。集中力が切れた状態で聞いても学習効率が悪く、英語が身に付きません。
20分聞くのがきつい場合は、さらに短くしても大丈夫です。自分が無理なく聴ける時間で区切りながら活用していきましょう
3. 大量の本を聴く
オーディオブックを活用するなら、大量の本を聞くようにしましょう。多くの本を聞くことで大量のインプットができるためです。
オーディオブックは紙の本のようにページをめくる必要がありません。そのため車や電車といった通勤中、家事の最中にも聞くことができます。
隙間時間を有効活用できるので、大量の本を聞いて英語を吸収することが可能です。
英語のオーディオブックを大量に聞いていると、自然に耳が慣れてきます。学習効率も高いので、できるだけ多くの本を聞くようにしましょう。
4. ウォーキングをしながら聞く
英語のオーディオブックは、ウォーキングをしながら聞くのがおすすめです。歩きながら聞くことで集中力が高まり、学習効率がよくなるためです。
人間のふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれている箇所で、歩いてふくらはぎを動かすことで血流がよくなり、集中力を高める効果があります。
そのためウォーキングをしながらオーディオブックを聞くと、集中力を高めた状態で英語学習ができるのです。
ウォーキングによる運動習慣も身につけられるので、歩きながらの勉強も取り入れてみましょう。
まとめ
今回は英語のオーディオブックのおすすめについて解説してきました。
オーディオブックを使った英語学習は、リスニングとスピーキングの勉強を1度にできるため非常に効率的です。
英語の本の種類は多いですが、自分にあった本を使えば高い学習効果が得られるでしょう。
この記事を参考にオーディオブックを英語学習に活かしてみてくださいね。
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